コンプレッサーの設置・更新にお困りの方へ! 屋外設置が良い理由とは?
コンプレッサーの設置場所に悩んでいる方へ
工場や倉庫でコンプレッサーを使用されている皆さん、設置場所にこだわりを持っていますか?多くの方は「動けばどこでも大丈夫」と考えがちですが、長期間にわたって問題なく使用するためには、設置場所の選定が重要です。
そこで今回は、コンプレッサーを「屋外設置」することの利点をご紹介します。
コンプレッサーに関するよくある悩み
コンプレッサーを使用する際、次のような問題に直面したことはありませんか?
オーバーヒート
周囲の温度が高いとコンプレッサーがオーバーヒートしやすくなります。例えば、室温が40度を超えると本体温度は70度以上に達することも。
空気量の減少
特に夏場、空気量が減少し稼働時間が短くなる問題がよく起こります。これは、生産に影響を与える大きな課題です。
設置スペースの確保
コンプレッサーの増設や大型化を検討しても、スペースが足りないと悩む方も多いでしょう。「場所がなくて、現在のコンプレッサーで我慢している」という声も聞かれます。
このような問題を解決するためのポイントは、次の3つです。
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冷却効果の高い空気
吸い込む空気が冷たいほど、コンプレッサーは効率的に稼働します。室内に設置すると本体からの熱で周囲の温度が上昇しやすいため、冷却効果が低下することもあります。
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ホコリの少ない環境
ホコリが多い場所だと、フィルターがすぐに目詰まりし不具合の原因に。空気中のホコリが少ない場所なら、フィルターの交換頻度も減ります。
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ミストの少ない環境
油煙や汚れなどがフィルターを詰まらせる原因になるため、ミストの少ない空気が適しています。
屋外設置のメリット
こうした悩みを解消する方法として「屋外設置」をおすすめします。
以下の理由からも、コンプレッサーは屋外に設置することが理想的です。
性能を最大限に引き出せる
屋外ならオーバーヒートのリスクが減り、空気量の安定が期待できます。また、工場内のホコリや油煙の影響を受けにくいです。
設置コストの削減
屋外に設置することで、ダクトや換気設備が不要になり、コンプレッサー専用の部屋を作る必要もありません。増設の際もスペースの確保が容易です。
スペースの有効活用
屋上などの屋外スペースを活用することで、工場内のレイアウト変更をしなくてもすみます。
メンテナンスのしやすさ
オイルクーラーやアフタークーラーの清掃やオイル交換が手軽になり、トラブルや不具合を防げます。
工場内の環境改善
屋外に排気を逃がせるため、排熱の影響が減り、工場内の空調効率も向上します。屋外の冷気を利用できる点も圧縮効率の向上につながります。
屋外設置が難しい場合の注意点
屋外設置が難しい場合は、以下の点に注意しましょう。
– 湿気の少ない場所で、雨水がかからないようにする。
– 周囲に爆発性ガスや引火性ガスがないか確認。
– 温度が0~40度で、腐食性ガスがない場所を選ぶ。
– ホコリやゴミが少ない環境を確保。
– 安定した水平な場所で設置し、保守点検がしやすいよう作業スペースを確保。
コンプレッサーの修理・メンテナンス事例
①コンプレッサーの省エネ改善事例
こちらは、コンプレッサー点検工事です。
Vベルトが劣化していたため、Vベルトの交換と定期的なメンテナンスを行いました。メンテナンスを行ったことで、コンプレッサーも従来より効率よく稼働することができるようになり、大幅な電気代の削減にもつながっています。
当社では、省エネに直結する工事サービスを展開しておりますので、電気代の高騰にお困りの方は、お気軽に当社にご相談ください。
②スクリューコンプレッサーの点検・メンテナンス事例
当事例では、お客様より「コンプレッサーの定期点検を行ってほしい…」と依頼いただきました。
そこで、消耗部品の交換と分解・清掃・組立を行いました。その結果、単に、コンプレッサーのトラブルレス化につながったのみならず、稼働率も大幅に改善し、電気代の削減にも直結しました。コンプレッサーのメンテナンスによる省エネ化のことなら、当社にお任せください。
愛知県の工場の省エネ対策は、当社にお任せください!
今回は、コンプレッサーが屋外設置が良い理由についてご紹介いたしました。
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