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コンプレッサーの用途と選び方のポイント

工場で使用されるコンプレッサーの導入を考える際には、適切な選定が欠かせません。選定方法がわからなければ、思わぬトラブルや生産効率の低下につながる可能性もあるため、ここでコンプレッサーの用途と選び方のポイントについて詳しく説明します。

 

コンプレッサーとは

「コンプレッサー」は英語の「compress(圧縮する)」から来ており、主に工場で使用される、空気を圧縮して圧縮空気を作り出す機械のことです。圧縮空気は多くの工場で、設備機械の動力、エアブロー、ツール交換などの用途に活用されています。そのため、コンプレッサーが停止すると生産ライン全体が止まることもあり、工場にとって非常に重要な存在です。また、コンプレッサーは工場全体の電力消費の約25%を占めることもあり、省エネ対応が求められるケースもあります。

コンプレッサーの種類

コンプレッサーはさまざまな圧縮方式があり、代表的なものに以下の3つがあります。

  • レシプロコンプレッサー

ピストンが往復運動することで空気を圧縮するタイプ。小型〜中型が多く、省スペースでコストが低いですが、騒音と振動が大きい特徴があります。

  • スクリューコンプレッサー

スクリューローターで空気を圧縮する回転式タイプで、オイルを使用するものとしないものの2種類があります。

  • スクロールコンプレッサー

渦巻き状の装置を使って空気を圧縮するもので、静音性が高く、圧縮率が良好です。

コンプレッサー選定のポイント

  1. エアーの品質

    エアーの品質は用途により「オイル含有」と「オイルフリー」に分かれます。製品品質に影響を与える場合には、クリーンなオイルフリーコンプレッサーが適しています。給油式コンプレッサーのドレン水には油分が含まれるため、処理が必要ですが、オイルフリーであればそのまま排水可能です。給油式でもクリーンなエアーが必要な場合は、オイルミストフィルターを使用するのがおすすめです。

  2. ドライエアー供給の必要性

    コンプレッサーから供給される空気にドレン水が混じると、機械の故障や製品の不良を招きます。ドレン対策としてエアードライヤーの導入が求められる場合もあります。

  3. 騒音対策

    設置場所が住宅地や人が多いエリアに近い場合や早朝稼働する場合は、静音性が高いコンプレッサーを選ぶと良いでしょう。

  4. 必要な周辺設備

    コンプレッサーとともにエアードライヤー、空気タンク、エアーフィルターなどの設備も考慮することが重要です。

 

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コンプレッサーの修理・メンテナンス事例

①コンプレッサーの省エネ改善事例

こちらは、コンプレッサー点検工事です。

Vベルトが劣化していたため、Vベルトの交換と定期的なメンテナンスを行いました。メンテナンスを行ったことで、コンプレッサーも従来より効率よく稼働することができるようになり、大幅な電気代の削減にもつながっています。

当社では、省エネに直結する工事サービスを展開しておりますので、電気代の高騰にお困りの方は、お気軽に当社にご相談ください。

 

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②スクリューコンプレッサーの点検・メンテナンス事例

当事例では、お客様より「コンプレッサーの定期点検を行ってほしい…」と依頼いただきました。

そこで、消耗部品の交換と分解・清掃・組立を行いました。その結果、単に、コンプレッサーのトラブルレス化につながったのみならず、稼働率も大幅に改善し、電気代の削減にも直結しました。コンプレッサーのメンテナンスによる省エネ化のことなら、当社にお任せください。

 

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今回は、コンプレッサーの用途と工場での選び方についてご紹介いたしました。

 

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