コンプレッサーの修理・メンテナンスと省エネ対策を徹底解説
コンプレッサーとは
コンプレッサとは、気体を圧縮して圧縮空気を生み出す機械です。
通常、コンプレッサは0.1MPa(約1.0kgf/cm²)以上に圧縮できるものを指します。圧縮空気が使用される代表的な場所は工場であり、ほとんどの工場で使用されていると言っても過言ではありません。
工作機械やプレス機などの駆動用、さまざまな製造工程の動力源として利用されています。例えば、金属加工を行う工作機械においても、工具の脱着、切り屑のエアブロー、ツールチェンジの回転や工具のスピンドル回転など、その使用用途は実に多様です。
コンプレッサーの主な修理・メンテナンスポイント
①冷却ファンの清掃と目詰まりの解消
冷却ファンはコンプレッサーの正常な運転に欠かせませんが、時間の経過とともにほこりや汚れが蓄積され、その効率が低下します。
ファンの周囲やファンブレード、モーターの汚れを取り除くなどのメンテナンスが必要です。
冷却が不十分だと内部が高温になり、焼き付きなどの故障につながります。故障の主な原因は「コンプレッサーの故障の原因とは?修理・メンテナンスで長寿命化!」で詳しく解説しています。
②吸引フィルターの交換
コンプレッサーの吸引フィルターは、外部からの微小な粒子や異物を取り除き、内部を清浄に保ちます。
しかし、フィルターは時間が経つと目詰まりし、効率が低下するため、定期的な交換が必要です。
フィルターをどのくらいの周期で点検すればよいかは「コンプレッサーの定期点検の周期と点検項目」で、日・週・月・年ごとの点検項目とあわせてまとめています。
③オイルエレメントの交換
コンプレッサーのオイルエレメントは、内部の潤滑油中の微小な固体粒子や不純物を捕集し、エンジンやポンプの寿命を延ばします。
オイルエレメントが汚れると、油の流れが阻害され、潤滑機能が低下するため、定期的な交換が不可欠です。
コンプレッサーの省エネ対策
工場の設備の多くは電気を使用しており、中でもコンプレッサーは工場の電気使用量の20%から30%を占めています。
したがって、単に、コンプレッサーの修理・メンテナンスを行うのみならず、省エネ対策をすることも非常に重要です。ここでは、コンプレッサーの省エネ化における対策を4つ紹介します。
①高効率コンプレッサーの使用
高効率のコンプレッサーを購入すると、初期費用はかかりますが、電力消費量は大幅に削減できるため、長期的にみるとコスト削減になります。
②吐出圧力の低減
吐出圧力を低減することは、電力消費の削減に直結します。
例えば、吐出圧力を0.9MPaから0.8MPaに減らすと、消費電力を5〜9%削減できると言われています。
③エア漏れの低減
コンプレッサーのエア漏れは、知らず知らずのうちに発生していることがあり、それによる無駄な電力消費が発生していることがあります。
定期的な点検やエア漏れ診断を行い、漏れ箇所の修理・メンテナンスをすることで無駄な電力消費を抑えることが可能です。
超音波カメラを使ったエア漏れ検査の方法と効果は「工場のエア漏れ(エアリーク)検査により大幅な省エネ化を実現!」で紹介しています。
④吸入温度の低下
コンプレッサーの吸入温度を下げることでも、稼働効率を向上させ、省エネにつながります。
このように、コンプレッサーには様々な省エネ対策の方法があります。
以上の省エネ対策を組み合わせて、より効果的に電力消費を削減することをお勧めします。
電気代の内訳や、メンテナンスで電気代を下げる考え方は「工場のコンプレッサーが抱える電気代問題とメンテナンスでのコスト削減方法」で詳しく解説しています。
コンプレッサーの修理・メンテナンス事例
ここからは、消耗部品の交換や整備でコンプレッサーの調子を回復させた、当社の施工事例をご紹介します。
①コンプレッサーの省エネ改善事例

こちらは、コンプレッサー点検工事です。
Vベルトが劣化していたため、Vベルトの交換と定期的なメンテナンスを行いました。メンテナンスを行ったことで、コンプレッサーも従来より効率よく稼働することができるようになり、大幅な電気代の削減にもつながっています。
当社では、省エネに直結する工事サービスを展開しておりますので、電気代の高騰にお困りの方は、お気軽に当社にご相談ください。
②スクリューコンプレッサーの点検・メンテナンス事例

当事例では、お客様より「コンプレッサーの定期点検を行ってほしい…」と依頼いただきました。
そこで、消耗部品の交換と分解・清掃・組立を行いました。その結果、単に、コンプレッサーのトラブルレス化につながったのみならず、稼働率も大幅に改善し、電気代の削減にも直結しました。
コンプレッサーのメンテナンスによる省エネ化のことなら、当社にお任せください。
>>スクリューコンプレッサー点検・メンテナンスの施工事例を詳しく見る
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コンプレッサーの電気代や、エアーのムダを減らしたい場合は、次のサービスもご検討ください。
>>エアー漏れ検知サービス
工場のエアー配管やノズルからの漏れを見える化し、短時間で広い範囲を診断します。エアー漏れは、コンプレッサーの電気代を押し上げる原因の一つです。
>>コンプレッサを自動制御「ミワエコノシステム」
複数台のコンプレッサーを自動で制御し、必要な台数だけを最適に運転させる装置です。年間で最大20%のコスト削減が見込めます。
>>省エアスピードコントローラ
空気圧機器が使うエアーの量を調整し、コンプレッサーの稼働を減らして電気代を抑える機器です。小さな工事で導入できます。
「コンプレッサーの日常点検は必要?日常点検項目を紹介!」では、作業終わりのドレン抜きや異音の確認など、現場で毎日できる点検の項目を紹介しています。
愛知県の工場の省エネ対策は、当社にお任せください!
今回は、コンプレッサーの修理・メンテナンスと省エネ対策についてご紹介いたしました。
工場省エネセンター愛知.comは、株式会社エス・エヌ・ジーが運営し、愛知近郊の製造現場の生産技術・保全担当者様に向け、最新の省エネ情報発信をする専門サイトです。脱炭素・省エネという面からものづくり企業のコスト削減・省力化・生産性向上をサポートいたします。
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