工場のエア漏れ(エアリーク)検査により大幅な省エネ化を実現!
工場の省エネ活動において、近年急速に普及しているのが「超音波カメラ(音響カメラ)」を活用したエア漏れ検査です。
従来の「音を聴く」点検から「音を視る」点検へとシフトすることで、検査効率は劇的に向上します。本記事では、超音波カメラがなぜエア漏れ対策のゲームチェンジャーとなっているのか、その仕組みと活用メリットを深掘りします。
コンプレッサーの電気代のうち、エア漏れがどれほどの割合を占めるのかは「工場のコンプレッサーが抱える電気代問題とメンテナンスでのコスト削減方法」で解説しています。
1. 超音波カメラによる「エア漏れ可視化」の仕組み
エア漏れが発生すると、人間には聞こえない高い周波数帯域(超音波)の音が発生します。超音波カメラは、この特性を最大限に活用したデバイスです。
・マイクロフォン・アレイ: 本体の表面に数十個から百数十個の超高感度マイクが配置されています。
・信号処理: 各マイクに到達する音のわずかな「時間差」を演算し、音源の方向を特定します。
・映像合成: 特定した音源を、内蔵カメラが捉えている実映像の上にカラーマップ(熱画像のような表示)としてリアルタイムで重ね合わせます。
2. 従来の検査手法と超音波カメラの比較
なぜ今、多くの工場が超音波カメラでエア漏れ検査を行っているのでしょうか。従来の「リークディテクター」と比較すると、その差は一目瞭然です。
・従来のリークディテクター
・数値やメーターのみ
・1箇所ずつ探すため時間がかかる
・近くまで寄る必要がある
・騒音下では聞き分けが難しい
・経験とコツが必要
・最新の超音波カメラ
・画面上に色で表示(一目瞭然)
・ 広範囲を一度にスキャン可能
・数メートル離れた場所から特定可能
・特定の周波数を除去し、漏れ音のみ抽出
・誰でもすぐに使いこなせる
3. 超音波カメラ導入による3つの大きなメリット
① 圧倒的な検査時間の短縮
従来の点検では、配管一つひとつにセンサーを近づける必要がありましたが、超音波カメラなら通路を歩きながら壁際や天井の配管を「スキャン」するだけで済みます。これにより、数日かかっていた点検が数時間で完了します。
② 漏洩量の「数値化」と優先順位付け
最新の機種には、漏洩箇所の音圧から「毎分何リットル漏れているか」「年間でいくらの損失か」を算出する機能が備わっています。
③ 安全性の確保
高所の配管や、熱を帯びた設備の近く、または回転体の近くなど、不用意に近づけない場所でも、少し離れた場所から安全に検査を行うことができます。
最新技術で「見えない損失」を止める
工場のエア漏れは、目に見えないだけで着実にお金(電気代)を垂れ流しています。超音波カメラは、その「見えない損失」を確実な「利益」へと変えるための強力なツールです。
「省エネを指示されたが、どこから手をつけていいか分からない」という場合、まずは超音波カメラでの現状診断から始めるのが、最も投資対効果が高い選択と言えるでしょう。
エア漏れ以外も含めたコンプレッサーの省エネ対策は「工場のコンプレッサー省エネ対策の紹介!」で、エアーが溜まりにくいときの原因は「コンプレッサーのエアーが溜まりにくい原因と対策」で解説しています。
当社のコンプレッサー・配管の施工事例
コンプレッサー点検・メンテナンス(製造業)

Vベルトが劣化していたため、Vベルトの交換と定期メンテナンスを行いました。コンプレッサーが効率よく動くようになり、電気代の大幅な削減にもつながっています。
工期:1日/延人数:1名
>>コンプレッサー点検・メンテナンスの施工事例を詳しく見る
蒸気配管改善工事(製造業)

既存の蒸気配管の経路が非効率で、各部品に余分な負荷がかかり、定期的に漏れが起きていました。漏れのたびにパッキン交換が必要になっていたため、生産設備に合った配管経路に引き直しました。メンテナンスの頻度が下がり、省エネとコスト削減につながっています。配管の漏れは、経路の見直しで根本から減らせることもあります。
工期:2日/延人数:4名
>>蒸気配管改善工事の施工事例を詳しく見る
関連するサービス・コラム
工場のエアー漏れや配管のトラブルでお困りの際は、当社のサービスをご利用ください。
>>エアー漏れ検知サービス
エアー漏れを見える化し、漏れている箇所をすぐに特定できます。短時間で広い範囲の診断が可能です。
>>配管設備の点検・修理・メンテナンス
配管のエアー漏れ診断から、点検・修理・メンテナンスまで対応しています。
>>コンプレッサーの点検・修理・メンテナンス
圧力が上がらない、異常に熱を持つ、異音がするといった不具合に対応し、最適な電気代での運転に戻します。
「コンプレッサーの修理・メンテナンスと省エネ対策を徹底解説」では、冷却ファンやフィルターなど、コンプレッサー本体の修理・メンテナンスのポイントを解説しています。
工場のエア漏れ(エアリーク)検査ならお任せください!
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